診療科の特徴
子宮・卵巣など婦人科がんに
安心のチーム医療で取り組みます
「検診で異常を指摘された」「卵巣腫瘍と言われて不安」「治療について相談したい」。当院では、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん・子宮肉腫・絨毛がんなど、婦人科がん全般に対応しています。医師間のチームワークは院内でも特に強く、毎日10名の産婦人科医師が参加する会議にて、すべての患者さんの治療方針を丁寧に議論。一人ひとりに最適で納得できる治療を大切にしています。
1. 幅広い婦人科がんに対応し、手術件数も豊富です
子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんから、希少がん(子宮肉腫・絨毛がん)まで対応しています。子宮頸がん・子宮体がんの症例によっては腹腔鏡手術も対応可能です。・ 悪性腫瘍手術 : 年間約40例(開腹・腹腔鏡手術合わせて)
・ 良性疾患手術 : 年間約200例 |
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2. 毎日の会議で治療方針を検討(医師10名参加)
治療方針は、医師個々で内容を決めるのではなく、毎日開催される産婦人科医師10名での会議にて、チーム内で十分な議論をした上で、治療内容を掲示させていただきます。 |
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3. 患者さんに寄り添う“他科多職種連携”
婦人科専門医のみならず、がんに特化した知識や経験をもつ薬剤師・看護師・栄養士・リハビリテーション技師、心理カウンセラーなど様々な専門職が連携し、患者様を包括的にサポートできる体制があります。 |
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4. 治療中の苦痛を和らげるために
手術や抗がん剤治療等のがん治療の経過の中での疼痛等の苦痛がある場合は、緩和ケア専門医と連携し、緩和医療も並行して行っています。終末期にご自宅での生活が困難な状況となった場合は、緩和ケア病棟での入院療養を提案することも可能です。 |
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5. 経済面の不安も相談できます
治療費などの費用面で心配がある場合は、医療ソーシャルワーカーへ相談が可能です。公的制度なども丁寧にご案内します。 |
卵巣がんとは
卵巣は骨盤内の子宮の左右に1個ずつあり、女性ホルモンを産生・分泌し、排卵をする臓器です。卵巣がんには非常に多くの種類があります。卵巣がんは50歳代が好発年齢ですが、最近は30~40歳代の発症が増えています。さらに10代で発症する卵巣がんもあります。また、遺伝的な要因として、BRCA1やBRCA2という遺伝子の変化が関連する「遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)」があります。卵巣がんは初期には自覚症状がほとんどないため、がんが進行してから見つかるケースが多いです。
検査・診断
卵巣がんは進行してから見つかることが多く、卵巣の腫大がある場合や、腹膜播種といってがんがすでにお腹の中に拡がっている場合に腹水が貯まることがあり、経膣もしくは経腹超音波検査やCT検査などの画像検査で指摘されることが多いです。卵巣がんの場合は、外来での検査の段階で卵巣の細胞や組織を採取し診断を確定することができないため、審査腹腔鏡といって、腹腔鏡手術で腫大した卵巣の一部を生検したり、腹水を採取して細胞を調べ、がんと診断することもあります。がんと確定診断ができなくとも、卵巣がんを強く疑う場合には血液検査、MRI、CT、PET検査などを行いがんの状態や広がりを調べます。
- 治療開始前に検査の結果をふまえて、がんの進行具合(ステージ)を予測し、治療方針を決定します。
主な治療方法
卵巣がんの治療は手術と抗がん剤による化学療法の組み合わせにより行われます。卵巣癌の手術は基本的に開腹手術で行われます。まず、手術で卵巣腫瘍を摘出して術中に迅速病理検査という検査に提出し、がんの診断となると、必要とされる術式を追加します。卵巣がんの手術は単純子宮全摘術と両側の卵巣・卵管摘出術、大網(胃と大腸の間にカーテン状に垂れ下がっている、脂肪と血管からなる臓器)切除術、リンパ節郭清が行われます。がんの進行具合によっては切除を可能な範囲にとどめ、化学療法の後に再度手術することもあります。また、将来妊娠を希望する若年女性で、がんが片側の卵巣に限局していて他への広がりがなく、悪性度が低い場合には、片側の卵巣・卵管を摘出するだけでよい場合もあります。手術でがんが摘出できないほど進行していた場合でも、抗がん剤による化学療法を先行し、がんを縮小させてから手術を行う事が可能です。手術で摘出した組織の病理検査で最終のステージを確定し、術後の化学療法が必要かどうかを決定します。
卵巣がんの化学療法はタキサン製剤と白金製剤の組み合わせで行われるのが標準的ですが、進行がんの場合には遺伝子検査を行いベバシズマブやオラパリブによる治療を追加します。ニラパリブによる維持療法も選択肢です。
- 当院では、日本婦人科腫瘍学会の治療ガイドラインに則り、治療を行っています。
診療の流れ
1. 受診・検査
超音波・MRI・CT・内診・血液検査などで状態を調べます。 |
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2. 確定診断
組織を採取する検査(生検)などで診断します。 |
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3. 治療方針の検討
医師10名による会議で最適な方針を話し合います。 |
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4. 治療の実施
手術・薬物療法・ホルモン療法・緩和ケアなどを行います。 |
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5. 術後フォロー
再発チェックと生活支援を続けます。 |
よくあるご質問
- Qがん治療費が心配です。
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A
医療ソーシャルワーカーが丁寧に相談をお受けします。
- Q希少ながんも治療できますか?
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A
はい、稀ながん(子宮肉腫、絨毛がんなど)にも対応可能です。
- Q治療後の生活が心配です。
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A
多職種チームが連携・支援いたします。
患者さんへメッセージ
婦人科がんは種類も治療方法もさまざまです。当院では、医療の専門性、他科多職種連携を通して、がん患者さんに寄り添う医療を目指しています。お困りの際は、ぜひ当院をご利用ください。