病院長あいさつ

当院は1953年の病院創立以来、無差別平等の医療を理念に掲げてこの堺の地で尽力してまいりました。日頃から本当に多くの地域の皆さまに支えていただいておりますことに、あらためて感謝申し上げます。
今年から病院名に添えて「つなげる　つながる　いのちの平等」という新たなタグラインが使われていることにお気づきでしょうか。これは「耳原タグラインプロジェクト」として職員から広く公募し、たくさんの応募作品の中から厳選したものです。
このフレーズには、断らない救急の実践、地域の医療機関との連携、患者さんをはじめ地域の方々や共同組織の皆さまとの繋がりなど、途切れることなく皆で繋がって支え合っていきたいという思いが込められています。そして支え合う医療の実践として「無料低額診療」をはじめとしたアウトリーチの取り組みにも引き続き力を入れていきたいと思っております。
さて2024年4月からは「医師の働き方改革」が施行されます。診療の縮小など地域医療への影響を危惧する声もありますが、当院はこれまで担ってきた医療機能を可能な限り維持しながら、地域からの信頼と医療従事者の健康を共に守ることができるよう全力で取り組んでまいります。
これからも地域の皆さまのご支援をお願い申し上げます。