診療科の特徴
専門的で質の高い外科治療を提供します
| 1. 肺に影があると言われたらまずご相談ください 健康診断や他院で「肺に影がある」「肺結節が見つかった」と指摘されても、多くの方はそれが良性か悪性か分からず不安を抱えています。当科ではCT画像や各種検査をもとに総合的に評価し、経過観察が適切なのか、精密検査が必要なのか、手術が望ましいのかを分かりやすくご説明します。肺がん診療だけでなく、診断に迷う肺病変の相談窓口としても対応しています。 |
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| 2. 肺をできるだけ腹腔鏡手術 肺がん治療では、がんを確実に治療することと、術後の呼吸機能をできるだけ保つことの両立が重要です。当科では身体への負担が少ない胸腔鏡手術を積極的に行い、病変の大きさや位置に応じて区域切除など肺を温存する術式も選択しています。高齢の方や呼吸機能に不安のある方にも配慮した治療を心がけています。 |
肺がんとは
初期には症状がないことも多く、進行すると咳、血痰、息切れ、胸痛などが現れることがあります。
検査・診断方法
また、肺癌と診断された場合には病気の広がりや転移の有無を調べ、病期(ステージ)を決定します。この病期によって最適な治療方法が異なります。
主な治療方法
| 胸腔鏡手術 | 胸腔鏡手術は、小さな傷からカメラと専用器具を挿入して行う低侵襲手術です。従来の開胸手術と比べて傷が小さく、術後の痛みが少ないことが特徴です。また、呼吸機能への影響を抑えながら早期の離床や社会復帰が期待できます。当科では肺がんの多くの症例に対して胸腔鏡手術を採用し、安全性と根治性の両立を目指した治療を行っています。 |
| 肺葉切除 | 肺葉切除は、肺がんに対する標準的な手術方法です。肺は右肺3葉、左肺2葉に分かれており、がんが存在する肺葉をリンパ節とともに切除します。がんを確実に切除できる根治性の高い術式であり、現在も多くの肺がん患者さんに行われています。 |
| 区域切除 | 区域切除は、肺葉より小さい単位である「区域」を切除する手術です。近年、比較的小さな早期肺がんに対して有効性が示されており、がんの根治性を保ちながら肺機能をできるだけ温存できることが特徴です。術後の生活の質や将来の呼吸機能維持にもメリットが期待されます。腫瘍の大きさや位置を十分に検討し、適応がある患者さんに積極的に区域切除を行っています。 |
| 部分切除 | 部分切除は、肺の一部のみを切除する最も小範囲の肺切除術です。転移性肺腫瘍や診断目的の切除、一部の小型肺病変などが対象となります。切除範囲が小さいため肺機能を最大限に温存できる利点がありますが、肺がんでは病変の性状によって適応を慎重に判断する必要があります。 |
診療の流れ
| 1. 胸部CT検査による精密検査・経過観察 胸部レントゲン検査で異常陰影を指摘された場合、まず胸部CT検査を行い、病変の大きさや形状、内部構造などを詳しく評価します。小さな結節や肺がんが疑われるものの診断が確定できない場合には、直ちに治療を行わず、1~3か月ごとにCT検査を行い、病変の増大や変化の有無を慎重に確認します。 |
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| 2. 気管支鏡検査による組織診断 病変の大きさや画像所見から肺がんが疑われる場合には、組織を採取して確定診断を行う必要があります。気管支鏡検査では、口から細い内視鏡を気管支内へ挿入し、病変の一部を採取します。出血や気胸などの合併症に備え、安全に検査を行うため、通常は短期間の入院で実施しています。 |
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| 3. 手術による診断・治療 肺がんが強く疑われる場合や、病変が小さい、あるいは病変の位置の関係で気管支鏡による診断が難しい場合には、手術によって診断と治療を同時に行うことがあります。まず病変を切除して迅速病理診断を行い、肺がんと診断された場合には、そのまま根治を目的とした追加切除へ移行することがあります。 |
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| 4. ステージ診断と治療方針の決定 肺がんと診断された場合には、病気の進行度(ステージ)を評価します。PET/CT検査や頭部造影MRI検査などを行い、リンパ節転移や遠隔転移の有無を確認します。これらの結果をもとに、手術、薬物療法、放射線治療などから最適な治療方針を決定し、患者さんと十分に相談したうえで治療を開始します。 |
よくあるご質問
- Q健康診断で肺に影があると言われました。すぐ受診した方がよいですか?咳や痰など自覚症状も特にないのですが。
- Q高齢でも肺がん手術は受けられますか?
