
『Patient first』
最優先に患者さんのことを考える
管理師長
- H・S
- 2008年 入職

プロフィール
高校生のときに観たテレビ番組でこの世界における難民の方たちの状況を知りました。そして、日本がとても恵まれている国であると感じ、将来は看護師となり私も国際協力したいという思いが芽生え、看護師を目指しました。
看護師になってからは循環器専門の病院で3年勤務し、その後、東南アジア諸国をバックパッカーで1年間旅をしました。日本に戻ってから耳原総合病院で1年間勤務したのち、渡米し4年間生活をしていました。アメリカでは1年間看護師として実務を経験しました。
日本へ戻ってきてから他院で働いていましたが、祖母が通院していたことや実家から近い耳原総合病院に入職し、今年で17年目となります。


業務の内容や職場の特徴を教えてください
私は循環器副センター長兼7階病棟師長として勤務しています。
循環器センターでは地域の開業医との橋渡しや他部署との連携、経営戦略を考え、安全に新規治療を導入できるようマニュアル作成等を行っています。
そして、7階病棟では循環器疾患の急性期治療を行っています。身体で重要な臓器である心臓の治療を行うため、患者の急な変化が起こりえることもある病棟です。また高齢社会となり、心不全の患者も増加してきています。複合的な疾患を持つ高齢者を多角的に捉え、患者の看護をおこなっています。さらに、病棟ではスタッフ一人ひとりが考える業務改善を自ら取り組んでもらうようにしています。ボトムアップを取り入れ、職場でやりがいを持って働いていけるように意見が言いやすい職場風土を大切にしています。


働くうえで大切にしていることはありますか
看護師として働くうえで『Patient first』を大切にしています。また、普段から話す主語を「患者さん」にすることで患者さんのことを最優先に考える看護を行っています。
先日、病棟で壮年期の心疾患の患者さんがリハビリ病棟でのリハビリを終えて退院する際に7階病棟まで退院することを報告に来てくれました。病棟での入院中に、その患者さんが少しでもADLが向上できるよう看護師とセラピストが協力して3人介助で歩いてもらい、耐久力向上のために日中起こす時間を確保しながら日々ケアを行っていました。その患者の最優先を考え、なんとか良くしてあげたいという医療者の気持ちが伝わったのだと感じます。
患者さんやそのご家族が笑顔で退院されるとほんとにうれしい気持ちになりますね☺

耳原で働いていて良かったことを教えてください
さまざまな患者さんと関わっていると生活に困窮している方も少なくありません。当院では他職種で患者さんの先を見据え、他職種で一緒に考えていくことができます。
また他職種間でも話しやすい雰囲気があり、病棟からの依頼などもいつも快く引き受けてくれるので、とても働きやすく、耳原で働いていて良かったです!

これから入職する方や学生にむけて一言おねがいします
高齢化により介護度も高く、多様な社会のなかでよりよい人間関係を築いていくことの難しさもあり、大変な仕事ですが、やりがいはとても大きいです。
一緒に頑張りましょう(^^)