全日本民医連は、病院・診療所・介護施設・訪問看護ステーション・薬局など全国約1700か所の事業所が加盟しており、約8万3千人の職員と地域の共同組織会員約350万人で地域のみなさんと手をつなぎながら、健康づくり・安心して住み続けられるまちづくりに取り組んでいます。 今回、『地域の中からつながり広げ、平和・いのち・人権が大切にされる世界へ~あらたな担い手とともに、誰ひとり取り残さないまちづくりを~』をテーマに、全日本民医連 共同組織活動交流集会(9/29.30)が岡山で開催され、看護師3名が参加しました。 初日の全体会は高校生の書道パフォーマンスからはじまり、統一感と躍動感、そして熱い想いに感動しました。
能登半島地震に対し、石川県健康友の会の支援活動報告では、生の声と現状を聞き、復興に関して国の支援の遅さに対する腹立たしさと、自分たちの出来る事は何かを考えさせられました。
「テレビで会えない芸人」松本ヒロさんの講演では、憲法・人権・歴史について学ぶことができました。すべての国民は、憲法が出来た意味を振り返り、憲法を守り抜く事の重要性と憲法に守られ生きる権利があることを改めて考えることが出来ました。
分科会では、同仁会職員から2演題、友の会みみはらから3演題、NPOともうずから1演題が発表されました。友の会の会員さんたちの熱心な活動、深い想いに感動しました。コロナ禍での地域への電話かけやたまり場での食事を弁当に変更するなどの工夫を行い、大変な中でも、楽しく参加できるような取り組みをされていました。また、病院・施設へのエプロン・マスク作りでの支援や地域訪問活動など、共同組織の方たちの力強さに支えられながら、医療・介護ができていると、あらためて感じました。
1日目の夜には交流会も開催され、他県連の共同組織の方々の、紹介や余興で盛り上がる事ができました。少子高齢化による担い手不足、医療・介護施設等の経営・維持継続、建て替え問題など様々な課題がありますが、これからも共同組織の方たちと共に、地域のみなさんが安心して生活できる街づくりに、取り組んでいきたいと考える2日間でした。