自分がここで働く意味。
栄養管理科 主任技師
- Y.Aさん
- 2016年入職
業務内容を教えてください。
担当であるICU/HCUの加算業務や栄養指導業務の等、他の病棟についても仲間と補い合いながら行っています。
ICU/HCUには話すことが出来ない患者さんも多いので、本人と相談しながら栄養指導できる訳ではないことは難しく、
気をつかう点ではありますが、医師と相談しながら進めていくことが出来ます。
しかし、医療についての情報はどんどん更新されます。
それを理解していなければ医師と話が出来なくなってしまうので、日々勉強しなければならないです。
職場の特徴について教えてください。
総合病院のため病床数が多く、産婦人科や透析センターなど幅広い知識を学ぶことが出来ます。
全てを網羅するのは難しいですが、担当をもちながら仲間と協力して仕事をすることが出来ます。
栄養士は比較的若い世代が多く和気あいあいとした職場です。
また、「この業務がしたい」などの希望があれば、上司が協力的に配置を考えてくれるなど、
働きやすい職場であると感じています。
栄養士と調理師という違う職種が同じ科にいることも特徴です。美味しいものを作りたいと考える調理師と、食事は治療の一環であると考える栄養士です。病院食という範囲の中で出来ることを模索するので意見がぶつかることもありますが、お互いに患者さんのためを思って協力しながら働いています。
やりがいについて教えてください。
栄養管理については医師からある程度任せてもらえており、自分の意見を受け入れてもらえる環境があります。
「自分がここで働いている意味はあるのだな」と実感できる瞬間は多いです。
管理栄養士をしていて嬉しかったことは何ですか。
患者さんから「アドバイス通りにやってみたら体調が良くなった、ありがとう」
「検査でこの数値が良くなったわ、あなたの言うとおりね」と言ってもらえた時はとても嬉しいです。
栄養指導は「こうやってみたらどうですか」と伝えるところまでしかできず、
肝心の食事は患者さん本人にやる気がなければ改善できません。
ですので、患者さんから反応が返ってくると、きちんと伝わっていて良かった、次も頑張ろうと思えます。
同仁会らしい、耳原らしい、民医連らしいと思ったことを教えてください。
SDHへの積極的な取り組みや無料低額診療、断らないERなど、
治療が必要な人に必要な治療を無差別に提供しているところが耳原らしく、すごい点だと思います。
皆が頑張っている病院と言いますか、人として大事なことを皆がやっている病院だと思っています。
研修や教育制度について教えてください。
皆がそれぞれ持ち寄った論文を基に勉強会を開いています。医師にも参加してもらい、カンファレンスを行うことで根拠づけた説明が出来るようになります。これは、栄養指導の際に患者さんにも理解がしやすい様に理由を述べながら伝えることに繋がっており、業務に直接役立つ勉強会になっています。
また、栄養管理科としての目標を掲げて様々な取り組みを行っており、その達成度を評価する指標の一つとして学習会参加を設定しています。
担当の病棟が主催する学習会など、興味のある研修には参加できるような環境が整っています。