戦争と平和ウォッチング
- 10月25日(金)、1・2年目の事務職員の世代会企画として、堺市の戦跡めぐりをおこないました。事務委員含めて15名が参加しました。大阪歴史教育者協議会堺支部代表の小松清生氏がコーディネイトしてくださいました。堺東駅を15時に出発して、秋晴れの心地よい気候のもと、南海堺駅まで2時間半かけて歩きました。
大空襲で焼失した街並み
堺市役所21階展望デッキから眺める堺のまちと昔の写真を見比べながら、1945年7月10日に1,860人の命を奪った堺大空襲について説明をうけました。昔とは違う街並みに、空襲で多くの建物が焼失した実態を学ぶことができました。
商店街に残る防空壕
山之口商店街にある「ギャラリーいろはに」では、画廊に残る防空壕に足を踏み入れました。実際に防空壕の中に入ると10名程度が避難する真っ暗なスペースがあり、戦時の緊迫した雰囲気を肌で感じることができました。
日常普段に平和の大切さを伝える意義
英彰小学校の階段や展示室は普段子供たちが使う場所として残されていて、日常的に平和の大切さを伝える場所があることが有意義であると感じました。
戦争の惨禍を風化させてはいけない
住吉橋町にある戦災無縁地蔵尊では、堺大空襲の際に、阪堺線のガード下で亡くなられた多くの人を供養されていました。
今回の企画を通して、私たちが普段から何気なく過ごしている風景の中には、過去の痛ましい惨事を伝え、戦争を繰り返さないという想いを繋いできた歴史があることを学びました。堺でいのちを支え、守る医療・介護の現場で働く職員として、あらためて戦争の悲惨さと、風化させてはいけないものだと感じました。