石川県輪島市の豪雨災害支援に行きました
事務長
- 吉本和人
震災直後のような輪島市内
奥能登地域に近づくにつれ、震災の爪痕が残っており、自動車専用道路ですら上下に激しくうねっており、崩落やひび割れが復旧されていませんでした。輪島市内ではあちらこちらで崩壊した家やがれきが手つかずで放置されており、震災後の大火災で全焼した輪島朝市は今も焼け野原状態です。震災から9か月経過したにも関わらず、震災直後のような状態でした。
大量の土砂が自宅を襲う
私は6人のチームで土砂が流れ込んだ友の会会員さん宅から泥を出す作業をしました。すぐ裏に山があり、そこから大量の土砂と大木が家を襲っていました。老夫婦はたまたま金沢市内に出かけており難を逃れました。
困難あるところに民医連あり
室内は泥に浸かった家財であふれ、手が付けられない状態でした。家財を運び出し、泥を吐き出して、何とか白い床が見える状態にまでなりました。6人が力を合わせることで思った以上に作業が進み、全国の民医連の仲間の力を実感しました。
復興には行政の力が不可欠
ただ、すぐそこまで押し寄せた土砂と大木は人の力ではどうしようもなく、再び強い雨が降ると危険な状態は変わりありません。行政の力がないと住める状態に復旧できません。奥能登の復興には県や国家の事業として最優先で位置付けることが必要と感じる支援となりました。