地域との繋がりを実感
診療情報管理課 事務
- T.Kさん
- 2022年新卒入職
病院見学で「ほんまに病院なんかな」と思うほど明るくて綺麗だった。
職員が和気あいあいとしている雰囲気が伝わり、こんな職場で働きたいと思った。
実際に楽しい職場で、毎日楽しく仕事できており、心地よく過ごしやすい。
業務内容を教えてください。
救急車で来院した患者さんがどこから来て、どんな処置を受けて、どんな病名がついて、どこへ帰るのか、一連の流れをデータベースに登録する業務が主です。
また、医師が考える病名がコーディングルールに基づいた正しい病名であるのかを確認し、詳しい病名を決定する業務も行います。
さらに、カルテ開示の受付や院内コンシェルジュの業務の他、4つの委員会に参加しています。
特にカルテ開示は外部の人と接するためミスが許されず、言動・対応には気を遣っています。
あくまで資料をお渡しする機関だというスタンスで事務的に対応しなければなりませんが、その中でも患者さんに寄り添う気持ちは忘れずにいたいと思っています。
職場の特徴を教えてください。
他の事務部署よりも専門知識が求められる職場です。
複雑なルールに基づいた業務や、資格が必要になる業務もあります。
資格については業務時間中にも手が空けば勉強させてもらえますし、先輩や課長からレクチャーしてもらえます。
初めはとっつきにくさがありましたが、業務の中で自然と知識がついて出来るようになってきました。
私は心理学を大学で学びましたが、医療分野を全く学んでいなくても挑戦できる職場だと思います。
院内がん登録実務初級者試験を受けて、より専門的な業務もできるようになりたいです。
大切にしている事。
報連相を欠かさないことです。仕事の進捗を報告し、自分が今何をしているか分かってもらう事や、
確定していないことに曖昧な返事をしない事が信用に繋がります。
医療事務をしていて嬉しかったことは何ですか。
患者さんからありがとうと言われることです。
患者さんは皆具合が悪くて困って病院に来ているので、そんな患者さんの助けになれれば嬉しいです。
特に、コンシェルジュ(病院案内)の業務の際には「ここに行きたいんだけど」
「一緒に行きましょう」「助かったわ、ありがとう」というやり取りが出来るため、好きな業務の一つとなっています。
同仁会らしい、耳原らしい、民医連らしいと思ったことを教えてください。
無差別平等の医療を感じることが多々あります。
無料低額診療の申請に来た人をMSWさんまで案内したり、
カルテを見ていても、他の病院では40回以上も断られていた患者さんの救急搬送を
受け入れている記載があるのを見ると、患者さんを見捨てない精神を実感します。
研修・育成制度について。
同世代・同時期入職の事務職員が集まり、学習会や地域交流研修を行う「世代会」があります。
最近では、友の会会員さんが育てている農園で芋掘り体験をさせてもらいました。
友の会の取り組みを実際に体験させてもらえることが多く、地域との繋がりを実感できます。
自分が働いている地域や患者さんの住む地域を知ることは、医療者にとって大事なことです。
また、新卒入職の事務には、法人内の様々な各職場を1年間、約1か月単位で体験していく「ローテーション制度」があります。
これは、新人を法人全体で育成すること、新人を1人にしないことを目的にした制度です。
法人内にどんな部署があり、どんな仕事をしているのかを知ることが出来ます。
多部署に知っている人が居ること、自分を知ってもらえていることで、配属した時にとても働きやすいです。
実際に、私も同期の子と一緒にローテーションできたおかげで、
常に自分の仕事の話が出来る相手がおり、寂しさや不安はなかったです。
さらに、事務と言っても様々な部署・仕事がある中で自分の適性が見つけられる貴重な機会でもあります。
今私が所属している部署がまさにローテーション中に体験させてもらった職場ですが、
この職場が好きで働きたいと思っていた場所でした。
働き方について。
有給休暇が1年目の最初からあることは珍しいと思います。
また、入職した時点で有休とは別に特別休暇があるので、お盆休みや年末年始に使用するなど
自由に勤務が組めるようになっています。その他、女性には生理休暇が毎月1日付与されます。
体調が悪い時には無理して出勤しなくても大丈夫ですし、
趣味のために有休・特休を入れてもいいので働きやすいです。
学生・求職者に向けて一言お願いします。
まずは1年間のお試し期間があるので、耳原はどんなところなのか、
同仁会ってどんな組織なのかを学んでもらいながら、楽しく働けるようになってくれたらなと思っています。
どの部署も歓迎してくれるはずです。