
1年目事務世代会で平和学習
- 8月30日(土)、事務世代会として1年目の事務職員がみみはら歯科診療所主催の「平和のつどい」に参加しました。


戦争体験者の生の声で語られる当時の暮らし
今回は戦争体験者のお話しを聞きました。堺の大空襲時の集団疎開をされたそうです。そこでの暮らしについてお話され、食糧難で苦しんだことを昔話をするかように話されていました。教科書やテレビで見る映像とは違い、生の声で語られる当時の様子は、恐怖や悲しみ、そして日々の暮らしの尊さを私の心に深く刻まれました。
二度とこのような悲劇が繰り返されないよう、今を生きる私たちが平和の尊さを語り継いでいくことの重要性を強く感じました。


100の診療所より、1本の用水路を
次に、アフガニスタンで長年にわたり人道支援活動を行った医師・中村哲さんの半生を追ったドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』を視聴しました。
この映画はなぜ中村医師が医療支援から用水路建設へと活動を転換させたのか、その思想の深層に迫っています。
当初、病に苦しむ人々を救うために診療所を建てた中村医師ですが、慢性的な干ばつによる飢餓や栄養失調が根本的な原因だと気づきます。そして、「100の診療所より、1本の用水路を」という信念のもと、素人ながら重機を操り、用水路の建設に尽力する姿は、観る者に強烈なインパクトを与えます。
このことは、現代の医療・介護においても、病気を治す医療だけでなく、人々が病気にならない社会、健康を維持できる社会を創り出すことの重要性を示していると感じました。


平和の尊さを語り継いでいく役割がある
若い方がこうした平和について考える・話し合う機会は年々減少してきているような印象があります。今後もこのような機会は大切にし、積極的に参加をすることで、平和の尊さを語り継いでいく一端を担っていくべきだと改めて感じました。