
医療従事者のためのLGBTQ学習会を開催
- 5月22日に「医療従事者が知っておきたいLGBTQのこと」と題する学習会を開催し、46人が参加しました。


誰もがかかりやすい医療機関を目指して
誰もがかかりやすい医療機関を目指して多様性委員会が企画・主催し、NPO法人QWRC(クウォーク)の梨谷氏を講師にお招きしました。
当日は、性的マイノリティの方が抱える不安や困難について学び、多様なセクシュアリティの方にとって優しい環境づくりとは何か、グループディスカッションを交えながら職員一人ひとりが考える学習会となりました。


無意識の偏見が誰かを傷つける
講演では、マイクロアグレッション(意図なく相手を差別したり傷つけたりすること)の例として、「いい意味でそれっぽくないね」や「別にセクシャリティがどうって大した問題じゃないよ!」などの言葉が悪意なく誰かを傷つけていると紹介されました。相手を傷つけないためのジェンダーニュートラル(性別による偏りがない中立的な状態)な言葉が紹介されました。
参加者からは、「見た目で、お母さん・お父さん・旦那さん・奥さんと決めつけて呼んでいる事に改めて気付きました。」や「誰にでもマイノリティ、マジョリティな部分があり100%の人は存在しないと知りました。」といった感想が寄せられました。


同仁会の取り組み
同仁会では「ジェンダー平等の社会の推進」や「性の多様性を認め合える組織」をステートメントとして掲げています。各施設では、「だれでもトイレ」の設置や、「レインボーフラッグ」の掲示、問診票の性別記載欄の変更等の取り組みが進められています。
誰もがかかりやすい医療機関を目指して、今後も様々な学習会を予定しています。