
子育て世代に優しい職場
歯科衛生士
- K.Iさん
- 2017年入職

歯科衛生士になったきっかけを教えてください
手に職が欲しかったからです。初めは歯科衛生士と歯科助手の違いもわからないくらいだったのですが、調べていくうちに歯科衛生士は国家資格だと分かり、将来的に良いなと思う様になりました。また、私の妹が先天性の心臓病だったこともあり、歯医者に通うことも多く、衛生士の存在を知っていたことも大きいです。
さらに、歯を診るというのは口の中だけの話でなく、全身に関わることも多く、「歯だけじゃないんだ。全身を診ることができるんだ。」という点が魅力的な職種でした。

同仁会に就職した理由を教えてください
福利厚生がしっかりしていたからです。その中でも産休育休については私も取得させてもらっており、今も時短勤務で働いています。また、3か月後から3人目の産休に入る予定です。普通の歯科院(個人院)だとスタッフの人数が少なくてなかなか産休育休が取れず、子供ができたら辞めるということも多いので、その点では本当に助かっています。
また、法人内に本部事務所があるというのは福利厚生の面でもいい点です。個人院だとどうしても自分でやらなければならない手続きもあり、そういうのを全て本部事務所で担ってもらえるのはありがたいです。
さらに、労働組合がしっかりしているところも大きな組織ならではで、すごいと思います。

実際に耳原歯科診療所で働いてみてどうですか
年齢層の幅が広いと感じています。毎年、新卒さんが入職してきますし、既卒や中途採用の方も入ってきてくれます。先輩方に教えてもらえることも多いですし、後輩が入ってきたら教えてあげることもできます。相談もしやすくて、本当に和気あいあいとしています。雰囲気のいい職場です。
また、歯科助手が在籍しておらず、歯科衛生士だけという特徴があります。他の医院では歯科衛生士と歯科助手がいることが多いのですが、耳原歯科診療所は全員が歯科衛生士です。この点については働いてみてすごくいいなと思いました。職場の誰に頼んでも皆ができるので仕事がやりやすいと感じています。

業務内容を教えてください
業務内容は医師の診療補助と衛生士業務です。時短勤務中なので委員会には入っていないです。産休育休前は労働組合の会議に参加したりしていました。
衛生士業務については患者さんにはメンテナンスにしっかり来ていただけています。1ヶ月、3ヶ月、半年ごとの方など様々ですが、ハガキを送って検診の時期についてお知らせします。患者対応は完全担当制ではないですが、「前の人がいい」と言ってくださったらまた対応することができるので、長期で診ることが出来ています。
定期的に来院される患者さんについては、話してくれたこと(雑談など)をメモしておき、次の来院時に「どうでしたか~」とこちらから会話ができるようにしています。歯のみを診るのではなく、患者さんを診るのが業務です。


働く上で大切にしている事を教えてください
衛生士は患者さんの声(良い事も、悪い事も)を直接聞くことが出来る仕事です。患者さんの中には「歯医者って怖い」というイメージがある方もいらっしゃいますし、痛みがあったり不安な気持ちの方がほとんどです。ですので、柔らかい言葉で話したり、「先生に言いにくいことはまた後で聞きに来ますね。」と寄り添う姿勢を大切にしています。
また、医師からは「前回の担当者と同じ様にするのではなく、より良くしようという気持ちで挑みなさい」と言われており、患者さんに「前の人も、今回の人も良いな」と思ってもらえるように頑張っています。

嬉しかったことは何ですか
メンテナンスで何度も顔を合わせる患者さんに産休で長期の休みを取ることを伝えた際に「寂しいわ、また戻ってきたらお願いね」と言ってもらえたのは嬉しかったです。
また、患者さんの良い変化に気づいた時も嬉しく思います。見た目が変わると性格も変わると言いますか、噛めなかった患者さんが、最初は落ち込んだように暗かったのですが、治療を進め、メンテナンスを続けるうちに、噛めるようになると急に若々しく見えるようになり、性格も明るくなる方も結構いらっしゃいます。そのような良い変化に気づいた時も嬉しいです。

耳原らしい、民医連らしいと思ったことを教えてください
歯科診療所だけでなく、耳原総合病院の歯科口腔外科での業務や訪問診療も行っているので、施設の方や歯科関係に限らず多職種と触れ合う事が多いです。
また、保育園や小学校、友の会の子ども食堂にて歯科検診や歯を磨くことを学んでもらえる様な紙芝居をすることもあります。
さらに、歯科診療とは直接関係がないことでも、民医連の方針として原水爆禁止世界大会やメーデーに参加したり、小学校やクリニックでのお祭りに参加したりなど、イベントも多いです。

学習会や研修について教えてください
2023年度は法人全体でLGBTQに関する学習をしました。性的マイノリティの方への配慮などは世間でも話題になっていますが、自分自身で勉強する機会はあまりないと思います。しかし、制度教育として学習させてもらったことで初めて気づくこともあり、当事者が来院された際の対応について考えるきっかけとなりました。だからと言って当別扱いするのではなくて、ひとりの患者さんとして偏見なく診る過程で「この名前で呼んでほしい」などの希望には柔軟に対応しています。
その他、研修ではないのですが、耳原では障がいのある方の受け入れもしており、鎮静で眠った状態で治療を行っています。これは他ではあまり見ることがないと思います。学生の頃に病院に行って見学することはあっても一般的な歯科医院で見ることはなかなかできないので勉強になります。


求職者・学生に向けてひと言お願いします
福利厚生がしっかりしています。私は現在子育て中ですが働きやすい環境だなと思っています。特に、子どもが急に熱を出した時などは迷惑をかけてしまうのですが、誰も嫌な顔ひとつせず、次の日には「大丈夫やった?」と声を掛けてくれるので本当に助かっています。やはり小さい医院だと少ない人数で働いているので、誰かが休みを取ってしまうと他の方にかかる負担が大きくなってしまうのですが、その点みみはら・同仁会は良い環境です。
新卒で入職した方には「よっぽどのことがない限り、辞めずにここで結婚して子ども産みや」とみんな言っています(笑)。
また、新卒には一人ひとりに教育係が付くのですが、担当の先輩でなくても、誰に聞いても皆親切に教えてくれる人ばかりです。安心して働ける職場だと思います。そのおかげなのか新卒入職者はすぐに辞めることなく、長く続いている子ばかりです。私は中途採用でしたが、私を含め他の中途採用の方も割と長く働き続けられています。