「歯が痛いけれど、怖くて予約の電話ができない」 「治療の椅子の倒れる音を聞くだけでドキドキする」 「口の中に器具が入ると、すぐにオエッとなってしまう」

もしあなたがこのようなお悩みを抱えているなら、どうかご自身を責めないでください。 「いい大人なのに歯医者が怖いなんて」と恥ずかしく思う必要は全くありません。実は、多くの患者様が同じような不安を抱えていらっしゃいます。
今回は、そんな「歯科治療への恐怖心」を我慢や根性ではなく、医学の力で解決する方法についてお話しします。
なぜ、歯医者に行けなくなってしまうのか?
歯科医院から足が遠のいてしまう理由は、単なる「痛み」だけではありません。

-
●過去のトラウマ: 子供の頃に押さえつけられたり、激痛を感じた記憶。
-
●嘔吐反射(おうとはんしゃ): 口の奥に器具や水が入ると、生理的な反応で吐き気を催してしまう。
-
●パニック障害・閉所恐怖症: 口を開けたまま動けない状況や、顔にタオルをかけられることに強い圧迫感を感じる。
-
●音や振動への恐怖: キーンという音や、削る振動が苦手。
これらは「気持ちの問題」ではなく、身体や脳の反応です。
だからこそ、「頑張って耐える」のではなく、「脳が恐怖を感じない状態を作る」アプローチが有効なのです。
「眠っている間に終わる」という選択肢

恐怖心が強い方に、当院(耳原歯科診療所)がご提案しているのが、「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」を用いた治療です。
これは全身麻酔とは異なり、点滴から鎮静薬を入れることで、
うたた寝をしているような「ほろ酔い加減」のリラックス状態を作り出す方法です。
意識は完全にはなくなりませんが、不安や恐怖心、緊張感がふわっと解けていきます。治療中の会話も可能ですが、終わった後には「気づいたら治療が終わっていた」「寝ていたので記憶がほとんどない」とおっしゃる方が大半です。
この方法の最大のメリット:嫌な記憶が残らない
静脈内鎮静法には「健忘効果(けんぼうこうか)」といって、治療中の記憶が薄れる作用があります。 「怖かった」「痛かった」「音が嫌だった」という記憶自体が残りにくいため、次回からの通院のハードルがグッと下がります。これが、歯科恐怖症を克服する大きなきっかけになります。
こんな方にこそおすすめです
堺市で以下のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
-
●歯科恐怖症の方: 待合室にいるだけで心臓がバクバクしてしまう方。
-
●嘔吐反射が強い方: 型取りや奥歯の治療で吐き気が止まらない方。(鎮静中は反射が抑えられます)
-
●高血圧や心疾患をお持ちの方: 緊張による血圧上昇を抑え、安全に治療を受けたい方。
-
●親知らずの抜歯が怖い方: 手術への恐怖心が強い方。
堺市の耳原歯科診療所なら、万全の体制でサポートできます

静脈内鎮静法は、どこの歯科医院でも受けられるわけではありません。全身の状態を管理する必要があるため、専門的な知識と設備が必要です。
耳原歯科診療所は、総合病院(耳原総合病院)に隣接しており、麻酔科のトレーニングを受けた歯科医師が在籍しています。治療中は常に生体モニターで血圧や脈拍をチェックし、万全の安全管理体制のもとで行います。
まずは「お話」だけでも構いません
「本当に私でも大丈夫かな?」 「どんな手順でやるの?」 「費用はどれくらい?」
そう思われた方は、ぜひ当院の静脈内鎮静法の詳細ページをご覧ください。具体的な流れや注意点などを詳しく解説しています。
「怖いから行かない」と諦めて、歯を失ってしまうのが一番悲しいことです。 今年こそ、その恐怖心を克服し、安心して噛める幸せを取り戻しませんか?まずはカウンセリングにて、あなたの「怖い」というお気持ちを正直にお聞かせください。