2025年4月1日より耳原鳳クリニックが新しい施設での診療を開始いたしました。これもひとえに地域の皆様のご支援とご協力のおかげであり、心より感謝申し上げます。外来診療の中心を担う1階部分は全面ガラス張りになっており、医療機関と言うよりもまるでカフェのような外観で、とてもきれいになっています。
新しい耳原鳳クリニックの特徴の一つ目は、病院外来のような高い機能を有していることです。外来は午前、午後ともに6つの診察室を使用し、一般内科、糖尿病科(健康サポートセンター)、小児科、各専門診療科(循環器科、消化器科、呼吸器科、腎臓内科、もの忘れ外来、頭痛外来、泌尿器科)など多くの診療ニーズに応えることができます。臨床検査室を有し、緊急での血液検査分析が可能です。またエコー室、CT室を有し、診察室のバックヤードには多くの看護師が働く非常に広い処置スペースと発熱外来ブースを設けており、まるで病院の救急外来のようです。急な病状の方にも十分に対応ができる様になっています。
特徴の二つ目は、訪問診療部、ケアプランセンター、訪問看護ステーション、ヘルパーステーションの4つの訪問系事業所を2階にワンフロア配置したことです。医療と介護の一体的提供が求められる中、お互いが「顔の見える関係」にとどまらず「声も聞こえ、仕事ぶりも見える関係」となり、一人の患者さん、利用者さんにより良い医療と介護を提供できると思います。
特徴の三つ目は、地域に開かれたクリニック構造であることです。1階に「コミュニティスペース」を設け、ほっと一息つける場所を提供するとともに、栄養指導ブース、運動療法ブース、よろず相談室があり、様々な相談に応じています。3階の「多目的室」は、地域に開かれたスペースとして、各種イベントにも活用していただけます。皆様との交流の機会を増やし、安心して住み続けられるまちづくりに貢献したいと思います。またホスピタルアートを導入し、当院の成り立ちや歴史、職員や地域の方々から寄せられた想いを丁寧に拾い集め、アート作品として各所に表現しています。みんなの力で創り上げた耳原鳳クリニックです。人々の想いを感じ取っていただきながら、当院をご利用いただければと思います。
皆さまからお寄せいただいた新クリニック建設のための「みみはら協同基金」と寄付金は、2025年3月31日で1万1207件、合計1億158万8千円に達しました。この場をお借りして深くお礼申し上げます。駐車場整備が完成する2026年5月の「グランドオープン」までに目標としている2万件のご協力と2億円に、ちょうど半分になりました。耳原鳳クリニックが地域の皆様の信頼と期待に応えることができるよう、スタッフ一同、全力を尽くしてまいります。是非「健康友の会みみはら」にご加入いただき、「みみはら協同基金」と寄付金へのご協力を含め、これからもご支援を賜りますようお願い申し上げます。