コラム「スタッフ紹介 Vol.2」
「運動したほうがいいのは分かっているけれど、なかなか続かない」「忙しくて運動する時間がとれない」
――そんな声をよく耳にします。高砂クリニックの健康サポートセンター(生活習慣病外来)と小児科では、患者さん一人ひとりのライフスタイルや体の状態に合わせた、無理のない運動指導を行っています。糖尿病予防を目的としたイベントや、子どもたちに“運動って楽しい!”と感じてもらえる工夫など、取り組みは多岐にわたります。今回は、現場で運動支援を行う健康運動指導士の活動をご紹介します。
一人ひとりに合った運動方法の提案
健康サポートセンター※(生活習慣病外来 以下健康SC)では来院されている患者さんの中から誕生月の方・誕生月から半年後の方に声がけし、InBody(体組成測定)を使い体脂肪や骨格筋量を測定します。同時に日頃の運動習慣や活動量をお聞きし、その人に合った運動方法を提案します。現在お仕事をしている方や専業主婦の方、ご家族の介護や子育て中の方などライフスタイルは人によって様々で、忙しく自分の時間が取れない方もおられます。一人ひとりの生活背景をお聞きし、継続できる運動方法を一緒に考えるようにしています。
糖尿病患者会「奈寿の会(なすのかい)」の活動
健康SCでは糖尿病患者会(奈寿の会 なすのかい)活動も行っています。年2回のウォーキングイベントや学習会を通して、糖尿病への理解と予防のための知識向上を目指します。会員同士の親睦と交流を深め、医師、看護師等スタッフとも交流し信頼関係を築いていきます。糖尿病でなくても入会できますので、興味のある方はスタッフへお問い合わせください。
小児科 小児肥満 ~「楽しい」「おもしろい」と思える運動を
小児科では小児肥満の患者さんと一緒に身体を動かします。身体を動かすことを「楽しい」「おもしろい」と思ってもらえるように工夫をしています。キャッチボール・マット運動・なわとび・体操など子どもたちに楽しんでもらえるよう取り組んでいます。
続けられる運動を一緒に考える
運動をした方がいいとわかっていてもなかなかできないという患者さんが、まだまだ多いと感じます。長く継続できている患者さんは、運動が習慣化されていたり、楽しんで運動に取り組めているという方が多いです。患者さんが、自分にとって続けられる方法は何か、楽しいと思えるやり方はどんなものなのか。一緒に悩み、考えるよう心がけて運動指導を行なっています。興味がある方は、お気軽にお近くのスタッフまでお声がけください。
健康運動指導士 春川 智弘
※健康サポートセンター
糖尿病をはじめとする生活習慣病に対して治療を行っている外来です。
管理栄養士・健康運動指導士・看護師による療養指導を行い、患者に寄り添う医療を目指しています。
耳原総合病院と連携し、必要な場合は糖尿病教育入院などのサポートもあります。
インスリン自己注射など、治療に対する不安を軽減し患者様が安心して治療を行えるように、医師をはじめ多職種でサポートに努めています。