2020年に始まった新型コロナ感染症対応も丸３年を過ぎました。当院がこれまでコロナ対応と通常診療をなんとか両立しながら医療活動を続けてくることができたのは、患者さんをはじめ地域のみなさん、健康友の会「みみはら」のみなさん、地域の医療機関のみなさんなど本当に数多くの方々に支えていただいたからであり、感謝申し上げます。

コロナ禍では、入院患者さんとの面会や付き添い、来院していただいての病状説明など、院内への立ち入りを強く制限せざるを得ませんでしたし、病院の外からは見えにくいことばかりでさぞ不安を持たれたことと思います。改正感染症法のもと、今後新型コロナは季節性インフルエンザ並みの５類感染症の扱いに変更されますが、ウイルスの感染力は極めて強いままですので、医療機関はまだまだ気を抜くことはできません。今しばらくはご不便をおかけすることをお詫びします。

この間のコロナ対応を通じて、堺圏域における救急医療や地域医療を支える病院としての役割、臨床研修指定病院として医師を育てる役割などが、当院が果たすべき使命であることを改めて感じております。同時に、病院理念である「無差別平等の医療」実践のため無料・低額診療をはじめとした「アウトリーチ」の取り組みにも尽力してまいります。

引き続き地域の皆様方のご支援をいただきますようお願い申し上げます。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年4月1日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　耳原総合病院 病院長　河原林 正敏

 

 

 

 

 

 

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