「自分の看護」を実践できる
訪問看護師
- H.Eさん
- 2005年入職 主任看護師
泉州看護専門学校を奨学生として卒業し、同仁会に入職しました。
奨学金制度は、実習などで忙しい中で就職活動をしなくてもいいという点でストレスがなくて良かったです。
入職後は耳原総合病院で勤務し、訪問看護ステーション鳳に異動してきました。
業務内容を教えてください
訪問看護を行い、在宅医療の方を支援しています。
訪問看護師も病棟看護師とほぼ同じ処置をすることが出来ます。
また、状態観察などの他にケアマネジャーさんなど他職種との連携も大切な業務となります。
職場の特徴を教えてください
少人数の職場ですが、雰囲気はとても良いです。
30代から40代の子育て世代や経験豊富な人が多く在籍しています。
また、ほとんどの方が中途採用で入職されています。
働く上で大切にしている事を教えてください
あいさつで第一印象が決まると思います。
訪問看護は病棟とは違い、利用者さんの生活の場へ入って行かなくてはいけません。
暗い感じでずかずか入ると、その訪問自体もつらいものになってしまうと思います。そうならない為にもあいさつや言葉遣いなど、コミュニケーションについては気をつけています。
また、訪問看護はチームで行っているという事も大切です。
1週間に1回の訪問の後、利用者さんに何かあったり、状態が変化した時には、「あの時の自分の判断はそれで良かったんだろうか」「あの時に何か自分が見落としていたんじゃないか」と不安になるのですが、これを自分1人の責任だと抱え込むべきではありません。訪問看護はチームで行っています。みんなで1人の利用者さんを支えています。
そのためにも、普段からのスタッフ間のコミュニケーションも大切です。申し送りだけでなく、ちょっとした些細な事も相談しやすい雰囲気作りを心掛けています。
訪問看護師として働いていて嬉しかったことは何ですか
「どうしても家で過ごしたい」という利用者さんの希望を尊重し、在宅医療や訪問看護ができ、最期の看取りをしたときに、ご家族からも「最期まで家で過ごせてよかった」と言ってもらえた時は訪問看護師をしていて良かったなと思います。
耳原らしい、民医連らしいと思ったことを教えてください
民医連組織は全国にありますので、この間の令和6年能登半島地震など災害の時には物資や人員の支援をして助け合いができることです。
また、普段の業務については無料低額診療の制度を使われている利用者さんもいらっしゃいますし、生活面での相談はケアマネジャーさんと連携して取り組んでいます。
学習会や研修、育成制度について教えてください
訪問看護が未経験の方には新人研修を行います。その他、中堅研修や精神看護研修、ターミナル看護研修など様々な研修を必要な時に受けることが出来ます。外部の研修も出張やWEB上で受講するための時間を確保しています。もちろん研修費は事業所が負担します。
さらに、訪問看護は最新の医療とは少し離れた分野となりますので、専門業者を呼んで研修をすることもあります。新しい呼吸器や新しいインスリンなど、新しい製品の学習会なども行います。
やりがいについて教えてください
病棟と違い1人の患者さんに対して決まった時間が取れますので、1人ひとりに対してのサポートをすることができます。また、病棟よりも「自分の看護」を実践することが出来る環境です。自分で判断することも多く、看護師としての力を発揮しやすいと思います。
さらに、「看護師さん来てくれたわ、もうそれだけで元気出るわ」など、利用者さんやご家族からの一言がやりがいになります。
求職者・学生に向けてひと言お願いします
休日・休暇について、基本は平日勤務の4週8休制ですが、休み希望は他の職員と被っていなければほとんど希望通りになります。
また、子育てをしている人が多く働いています。皆が子どもの急な発熱などへの理解があります。そういう面も含めて働きやすい職場だと思います。
是非、あなた一緒に働きたいと思っています。