ドクター松葉のぴりからコラム

再び「ロコモ」
耳原高石診療所
所長 松葉 和己


 以前、このコーナーで取り上げたことがある「ロコモ」の再登場です。
 ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略です。高石市が実施している特定検診は、主にメタボの人を拾い上げ、食事に気をつけてもらうなど特定保健指導を行う制度です。それはそれで大変意義のある制度ですが、高齢者の方に焦点を当てた場合、メタボさえ気をつければ健康にすごせるかというと、そんなことはありません。
 これからの日本は、六五歳以上の人が二五%以上になろうかという超高齢化社会になります。メタボにならなくても、あるいはメタボを克服しても、ロコモになってしまうかもしれません。
 次の項目のうち、一つでも当てはまればロコモの可能性があります。
(1)2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である。(1リットルの牛乳パックで2個程度)(2)やや重い家の用事が困難である。(掃除機を使う、布団の上げ下ろしなど)(3)家の中でつまずいたり滑ったりする。(4)片足立ちで靴下がはけない。(5)階段を上るのに手すりが必要である。(6)横断歩道を青信号で渡りきれない。(7)十五分くらい続けて歩けない。 
 ロコモとは、筋肉・骨格・神経系などの運動器の障害によって、要介護になっているか、要介護になるリスクが高い状態を言います。
(1) から(7)のうち、いくつチェックが入りましたか。おそらく④はかなりの方
が当てはまるでしょう。片足立ちは、運動器の機能が良くないとできない動作です。ロコモの予防には、なんと言ってもウオーキングが有効です。朝晩二回二十分ずつ歩いてみてください。



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