整形外科

  整形外科とは、運動器すなわち身体を支えたり動かしたりする機能をつかさどる器官や組織をあつかう診療科です。具体的には骨、関節、筋、腱、神経などに生じた疾患や損傷に対する治療をおこないます。当院整形外科では転倒事故やスポーツ事故による骨折・脱臼などの外傷をはじめ、腰痛、手足のしびれ、肩や膝の関節痛などに対する診療を主におこなっています。
外来診療表

検査・治療の特徴

検査
 必要に応じて、X線撮影やCT、MRI、関節造影などの画像検査をはじめ、血液検査、骨密度測定、末梢神経電動速度、筋電図などの諸検査をおこないます。その他、入院を要する検査として脊髄腔造影検査や関節鏡検査などがあります。
保存的治療
 骨折に対するギプス固定、変形性関節症や関節リウマチなどの関節疾患、変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患などに対する治療(薬物療法、装具療法、関節内注射、神経ブロック注射など)をおこなっています。申し訳ございませんが、現在通院によるリハビリテーション治療はおこなっておりません。
手術治療
 当院整形外科で行っている手術治療は、四肢の骨折や脱臼、靱帯・腱の損傷などの外傷に対する手術が多くを占めていますが、その他にも腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患に対する手術、変形性関節症や関節リウマチに対する人工関節置換術などもおこなっています。入院して手術を受けられた場合には、回復期リハビリ病棟とも連携して、術後早期からしっかりとリハビリテーションをおこなうことで早期社会復帰をめざします。
顕微鏡を使用した腰椎手術を導入しました
 当院整形外科では、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症に対して、2010年から顕微鏡を用いた手術法を導入しました。手術用顕微鏡を用いますと、奥行きのある立体的な拡大視野が容易に得られますので、愛護的な手技の求められる神経周辺での操作をきわめて安全におこなうことができます。また、顕微鏡を導入した結果、より小さな切開での手術が可能となりましたし、棘突起縦割法や棘突起間進入法による椎弓切除術など、手術侵襲をできるだけ小さくする工夫もおこなうことができるようになりました。さらに、小侵襲手技で手術をおこなった患者様は術後の疼痛も軽くすみますので、入院期間も短くなっています。もちろん全ての症例が小切開で行える訳ではありませんが、従来通りの手術方法であっても、顕微鏡を使用することにより安全に手術をおこなうことができます。当院では今後も安全性と低侵襲性の両者を追求した手術治療に取り組んで参ります。

スタッフ紹介


部長 河原林 正敏
主な認定資格 日本整形外科学会専門医
日本リウマチ学会専門医
堺市身体障害者福祉法指定医師(肢体不自由)
所属学会 日本整形外科学会
日本リウマチ学会
日本骨折治療学会
日本手外科学会
日本骨関節感染症学会
中部日本整形外科災害外科学会
日本医師会
氏名  吉岡 篤志
専門領域 整形外科
所属学会 日本整形外科学会
中部日本整形外科災害外科学会

診療・手術実績

1)総手術件数:261件(2013年4月〜2014年3月)

2)手術の内訳
部位 疾患名 術式 症例数
上肢 上肢骨折
手根管症候群
腱鞘炎
骨接合術
人工関節置換術
腱鞘切開術
手根管開放術
四肢切断術
15
1
21
3
4
下肢

下肢骨折
変形性関節症
下肢関節鏡

骨接合術
人工関節置換術
関節鏡手術
四肢切断術
29
33
11
18
頚椎・脊椎 圧迫骨折
頚椎症性脊髄症
頚椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
頚椎症性神経根症
脊椎固定術
椎弓切除術
5
46
その他 その他 その他 75
261