循環器内科と心臓血管外科の協力体制
低侵襲な内科的治療から高度な外科的治療まで幅広い循環器疾患に対応します。
2008年より64列マルチスライスCT(64-MDCT)を導入
64-MDCTでは優れた時間分解能・空間分解能により、冠動脈病変を3次元的に表示することが可能となっております。それにより、冠動脈疾患の評価はもちろん、カテーテル治療やバイパス術後のフォローアップ検査も低侵襲に行うことが可能となりました。
完備されたICU・CCU
ICU4床、CCU3床にて重症管理を行っております。緊急血液透析、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS)なども必要に応じて行います。
24時間救急対応(ハートコール)
救急疾患については、専用電話(ハートコール)にて24時間対応を行っております。FAXでの心電図コンサルトや入院相談などもハートコールにてお受けしております。
心臓血管センターの対象疾患
狭心症、心筋梗塞(急性期、慢性期を問わず)などの虚血性心疾患、不整脈、心不全、弁膜症、心筋疾患、心膜疾患、などあらゆる心疾患を対象とします。 さらに高血圧症、大動脈解離、大動脈瘤などの大動脈疾患や、閉塞性動脈硬化症、頸動脈狭窄症、肺塞栓症、下肢深部静脈血栓症など、すべての心血管系の疾患を診療対象にしています。
循環器地域連携パスを活用した病診連携体制
日常的な投薬・採血等の管理についてはかかりつけ医の先生にお願いし、心エコーや64-MDCT、心臓カテーテル検査等は循環器地域連携パスを活用し、当院にて実施します。
当院でのカテーテル治療は全身の血管を対象としています。また不整脈についても幅広く診断・治療を行っております。
心臓のカテーテル治療
心臓血管造影検査は、橈骨動脈アプローチによる診断を多用しており、患者様の負担軽減と穿刺部の出血合併症を予防しています。橈骨動脈アプローチによる診断・治療を行うことで、検査・治療直後から歩行が可能です。また、大腿動脈アプローチによる治療が必要な場合でも、止血デバイスを使用し、患者様の安静時間を短縮し、負担軽減に努めております。
頸動脈ステント(CAS)
2008年10月より、頸動脈ステント術を開始しております。頸動脈エコーおよび64-MDCTを活用し、頸動脈狭窄症に対しても低侵襲な治療を行っております。
下肢動脈・腎動脈
閉塞性動脈硬化症(腸骨動脈・大腿動脈)、腎血管性高血圧における腎動脈狭窄などの末梢動脈疾患に対してもカテーテル治療を行っております。また、ABIやPWV計測による動脈硬化の評価や、血管エコー、64列マルチスライスCT、MRアンギオを活用し、低侵襲な診断・治療に心がけております。
不整脈の診断および治療
徐脈性不整脈(洞不全症候群・房室ブロック)に対しては永久ペースメーカー植え込み術を行っております。また頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍・心房細動・心房粗動・心室頻拍など)に対しては、薬物治療を行った上で、必要があれば心臓電気生理検査(EPS)や根治療法(カテーテルアブレーション)の検討も行っております。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、弁膜症、大動脈瘤、 閉塞性動脈硬化症の循環器疾患の外科治療を行います。
診断、手術適応の決定、治療にあたっては循環器内科医と意見を交換し、患者さんにとって最適な治療法を選択しています。また術前から医師、コメデイカルスタッフを含めて患者さんの状態を集約的に把握し、術後の合併症を減らすことに力をそそいでいます。
冠動脈バイパス術
動脈グラフトによる冠動脈バイパス術、 心拍動下冠動脈バイパス術を行い、 患者さんの生活の質の向上に努めています。
弁膜症手術
重症大動脈弁狭窄症を含む弁膜症手術を行っています。
人工弁置換術においては、 生涯にわたるワーファリン服用と患者さんのライフスタイル、 人生観などを含め十分な検討を行い術式、 弁選択をしています。
大血管手術
胸部、 腹部大動脈瘤は術前に64-MDCTを行い、冠動脈病変も含めて循環器内科医と十分なカンファレンスを行っています。 胸部大動脈瘤手術においては、 低体温下に選択的脳灌流を行いより安全な脳保護、手術を行います。
閉塞性動脈硬化症手術
自己静脈あるいは、 人工血管(カフ付き人工血管)を使用し大腿、 膝窩動脈病変のバイパス術を行います。 当院では、豊富な血管内治療の経験からバイパス手術と、
血管内治療のハイブリッド治療も行っています。