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耳原鳳こども診療所
岡本 裕宏

1.はじめに
 1996(H8)年2月13日に耳原鳳病院から移転という形で、耳原鳳こども診療所は新規オープンしました。当初より次の4点をかかげ、スタッフと協力して一生懸命に頑張ってきました。
すなわち
 (1)一般外来について言えばかかりやすさを追求すると共に内容の充実を目指す (2)専門外来の充実を図る (3)乳児健診や予防接種をはじめとする保健予防活動を充実させる (4)地域の保育所や保健所と連携を発展・強化する事です。
 その後2001(H13)年11月一般診療の電話予約を開始し、2003(H15)年7月電子カルテがスタートしました。2005(H17)年12月ISO9001認証を受け、その後このホームページの開設をしました。
 患者様から見るとまだまだ不十分な面もあると思いますが、できる限りご要望にお応えできるよう精進したいと思っています。なおご意見・ご希望は遠慮なく直接スタッフにお伝えいただくか、投書箱やメール等でお知らせいただければ幸いです。

2.「カルテ開示」へのこだわり
 当院では、診療終了時に患者様に当日の診療録を印刷してお渡ししています。当院ではこの作業をカルテ開示と位置付けています。(1)カルテは医療機関側に保管義務があり保管させて頂いていますが、本来患者様のものと考えています。 (2)診療行為は体調の悪い患者様の健康・症状の回復を、本来医療従事者と患者様が一緒になってよい方向を目指す「協力・共同の営み」と考えています。私達が考えている事や患者様の病態、診療内容、投薬や検査内容等の患者様に説明した事を、患者様にも再確認していただき、家庭看護などに役立てていただきたいという意味合い・願いが込められています。 (3)患者様が万一急変され、救急病院や夜間・休日診療所等に受診された時に、この診療録をその医療機関に見せていただければ、当院での診療経過や内容がわかり、治療の一貫性・継続性を保つ事ができる意味合いもあります。
 この診療録を綴じたり、クリアーファイルに保管したりして、皆様のそれぞれのアイデアを活かしてご活用いただければ幸いです。例えば気管支喘息の患者様であれば、1年前の同じ季節に喘息発作が出たので、体調を崩さないように注意したり、予防薬をしっかり飲んだりしようという具合にお使い下さい。

3.民医連医療って何?
 私達の診療所は民医連(正式名称「全日本民主医療機関連合会」)に加盟しています。民医連は、全国47都道府県全てで医療・福祉の活動を展開している、医療機関や介護事業所などの連合体です。戦後、医療に恵まれない労働者や農民・低所得者の切実な医療要求に応える運動と献身的な医療従事者、地域の人々が力を合わせ、民主的な医療機関が全国に作られました。
 特色としては、(1)慢性疾患管理・リハビリテーション・救急・往診・訪問看護等地域に密着した医療をすすめています (2)各職員がその役割を発揮し、チーム医療を進めています (3)医療をうける権利を広げる運動をしています。社会保障制度を充実させることも重視しています (4)憲法と平和を護る運動をしています (5)地域の人々に支えられ民主的に運営する医療機関です。これらの内容は民医連綱領にも表記し、掲示しています。
 これらの目標を前進させるため、日々様々な困難と向き合いながら、(不器用なほど)時に悩み哀しみ、時に喜びながら、患者様に正直な診療を続けてまいりたいと考えています。