はしかメモ


  はしか(麻疹)の発生が2年ぶりに堺市で報告されています。はしかは「命さだめ」と昔は言われていたくらい、子どもにとっては重い病気です。感染力が強く、ワクチンを受けていない場合、90%以上がかかります。
 はしかは、熱とセキ、鼻汁、目ヤニなどの症状から始まり、最初は普通のカゼと区別がつきません。しかしはしかでは、3〜4日続いた熱がいったん下がりかけたように見えて再び39〜40℃の高熱が出て発疹(ブツブツ)も出てきます。この頃には、「コップリック斑」と呼ばれるはしか特有の白いブツブツが口の中に見られるようになります。発疹が出た後も4日くらいは熱が続きます。こうして1週間くらい高熱が続くので、水分も取れずに脱水になり点滴が必要になったり、肺炎などの合併症状を起こすことも多いため、入院が必要なこともあります。
 今のところ、「はしかウイルス」に対するお薬はありません。はしかにかかってしまうと、対処療法しかありませんので、ワクチンで予防することが大切です。1歳になったお子さん、翌年度に小学校入学を迎えるお子さんはMR(麻疹・風疹)混合ワクチンをまずは受けましょう。

  (小児科:福永 和佳代)